生命保険関連書籍

こんな時、あなたの保険はおりるのか? |清水 香

こんな時、あなたの保険はおりるのか?こんな時、あなたの保険はおりるのか?
清水 香
ダイヤモンド社 刊
発売日 2006-12-01

何も考えないと損をする 2007-01-08
 保険の仕組みは難しくてよく分からない。事故や病気が発生する確率に基づいて、保険会社が損をしないように保険料を設定している、ということくらいは分かるけれど、自分にはどの保険が必要で、どれはいらないのかを分析することは結構難しい。そのための第一歩として本書を読んでみた。

 本書の良い点を一つ挙げるならば、保険を売るために書かれた本ではない、というところだろう。一般的な保険商品のメリット/デメリットを挙げ、公的保険との重複などにも言及しつつ、判断するための資料を提供してくれている。カラダ編、クルマ編など、用途ごとに分類して書かれているのも分かりやすくするための工夫だろう。

 ただ、強調しすぎて分かりにくくなっている面もある。同じケースについて、章がかわるごとに再掲されているが、これは一度言われれば分かることで、その紙幅は別のケースの紹介に割いてほしかった。また、保険商品の特徴が文章中に太字で示してあるが、類似の商品と比較検討する際には、もう一度文章を見返さなければならず、分かりづらい。ぜひ、類似商品の一覧表を作り、その差異を分かりやすくして頂きたかったと思う。

 しかし、総合的に見れば、公平な立場から見た保険商品の解説がなされており、保険の闇の一端をのぞける作品であると思う。ぜひ次は、実際の民間商品と公的保険の重複/差異検討ができるものをお願いしたい。

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posted by Sherry at 22:00

保険セールス関連書籍

保険営業は顧客満足だけを考える―ソニー生命ライフプランナー/プロコーチ あの人をお客さまにしたい! |杉山 栄作

保険営業は顧客満足だけを考える―ソニー生命ライフプランナー/プロコーチ あの人をお客さまにしたい!保険営業は顧客満足だけを考える―ソニー生命ライフプランナー/プロコーチ あの人をお客さまにしたい!
杉山 栄作
ぱる出版 刊
発売日 2005-04

現役のセールスマンが書いた現在進行形のセールス本 2005-06-02
「生命保険のセールスほど楽しい仕事はありません」
著者はこう言い切ります。 その背景にあるのは、この仕事が「お客様の利益や喜びさえ考えていれば、結果的に私たち保険営業にも利益や喜びをもたらしてくれるしくみ」を持っている、という著者の確信であり、それを実際の営業活動の中で証明していることです。
そんな著者の営業スタイルはかなり変わっています。新規のお客や契約を追い求めずに、ただ保全活動によって既契約のお客の満足度を上げることに集中しています。まさしくタイトルにあるように「顧客満足」を中心に据えた営業活動です。
著者は5年前に現在のカタチに切り替えました。最初の2年は著者も大きく成績が落ち込み、収入が半分になったそうです。しかし、それでも継続する中で3年目には底を打ち、今度は紹介による新規契約が以前よりも増えて、今では本人が驚くほどの成果が出てきたといいます。
著者が単に成功したセールスマンというだけでなく、本当にセールスを心から愛し、今も現役の保険セールスとして奮闘・活躍していることも、同じ立場の読者にとって勇気を与えてくれるでしょう。セールスの先生というより、心強い兄貴のような身近な存在に思えるでしょう。
200ページ足らずの薄い本でとても読みやすいです。さっとであれば、1時間足らずで読めてしまいます。もし、あなたが何か手っ取り早い営業ノウハウを知ろうという目的であれば、この本を買うと損をした気になるかもしれません。
でも、自分の営業スタイルについて常に考えさせてくれるコーチを雇うという目的であれば、本の値段の何十倍、何百倍もの価値をもたらしてくれるでしょう。
「顧客満足」を大事にしたい人であれば、保険のセールスの方に限らず、他の業界のセールス、そしてすべてのビジネスマン・ビジネスウーマンにお勧めの本です。

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posted by Sherry at 21:45

損害保険関連書籍

損害保険論

損害保険論損害保険論

有斐閣 刊
発売日 2006-04

入門書としては最高です 2006-06-13
損害保険論に的を絞った本です。損害保険論では有名な木村栄一先生の共著という体裁をとっています。昔は単著でありましたが、今回、新たに出版しました。損保を取り巻く環境の変化に対応するために分かり易い説明がなされており、充分に大学学部用のテキストとして使えます。それに損害保険とは何かを学びたい社会人の方にも楽に読みこなせる内容となっています。時代の流れにタイムリーな本だと思います。
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posted by Sherry at 21:39

保険セールス関連書籍

投資信託&個人年金の対象別アプローチとセールストーク―預かり資産セールスに強くなる |

投資信託&個人年金の対象別アプローチとセールストーク―預かり資産セールスに強くなる投資信託&個人年金の対象別アプローチとセールストーク―預かり資産セールスに強くなる

近代セールス社 刊
発売日 2006-12

金融機関の個人資産運用相談担当者にぜひ。 2007-03-21
近年、注目されている資産運用。そんな時代における金融機関の職員として求められる知識、スキルは多岐にわたる。その中でも中心ともいえる投資信託と個人年金のセールスに欠かせない知識、トークのネタになる情報を得ることができる本である。これから金融機関で資産運用相談担当者となる方のみならず、その道のベテランで実績のある金融機関の担当者にとっても自分のセールス、スキルの向上に必ず役に立つものと確信できる。
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posted by Sherry at 21:15

生命保険関連書籍

新版 掛けていい保険いけない保険 |相川 司

新版 掛けていい保険いけない保険新版 掛けていい保険いけない保険
相川 司
新紀元社 刊
発売日 2006-04-27

痒いところに手が届く出色の「保険案内本」登場! 2006-05-24
日本人の殆どが入っているのに、その実態がよくわからない「保険業界」について、痒いところに手が届く説明をしてくれる“名著”である。

保険会社に長く身を置いた著者ならではの裏話も満載。

生保、損保を同時に論じた本、というのもありそうでなかった。その意味でも貴重な一冊である。

保険金不払い問題、郵政民営化など新しい話題についても懇切に説明してくれている。特に、最近話題の「無認可共済」についてまで踏み込んで論じており、まさにアクチュアルな「保険本」だ、と思う。


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posted by Sherry at 21:03

年金関連書籍

投資信託&個人年金の商品知識とニーズ喚起―預かり資産セールスに強くなる |

投資信託&個人年金の商品知識とニーズ喚起―預かり資産セールスに強くなる投資信託&個人年金の商品知識とニーズ喚起―預かり資産セールスに強くなる

近代セールス社 刊
発売日 2006-09

金融機関の個人資産運用相談担当者必読です。 2007-03-21
日ごろ、金融機関で個人の資産運用を担当している方に役に立つ本です。お客様が気づいていない事柄(今後の生活費、ライフイベントにおける資金需要等)を示し、ニーズを引き出す手法が解説され非常に分かりやすい。実践でも使える知識が豊富にある。お客様が望む(WANT)ではなく、真の意味での(NEEDS)を捕らえる必要性を改めて気づかせてくれる。本自体読みやすく、役立つ情報がすっーと頭に入ってきます。
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posted by Sherry at 21:00

年金関連書籍

イラスト・図表で早わかり基礎からの個人年金販売―Q&A100問100答 |

イラスト・図表で早わかり基礎からの個人年金販売―Q&A100問100答

保険毎日新聞社 刊
発売日 2007-02

個人年金の現在(いま)がわかる新・定番書! 2007-02-21
個人年金に関する書籍というと、その殆どは市場がピークだったバブル期(80年代後半〜90年代前半)の書物ばかりで、情報が陳腐化してしまっている。一方で業界向けの難解な解説書は毎年改訂されているものの、個人年金市場の現在の潮流(例:定額年金から変額年金へのシフトetc)を一般向けに分かり易く解説した良書には、ここ10年なかなかお目にかかれなかった。



そんな中、満を持して刊行されたのが本書。直近の個人年金市場の情勢を反映しているのは勿論、一問一答形式&二色刷りで読み易さに配慮したレイアウトは、類書の中では群を抜いた出来。
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posted by Sherry at 21:00